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2011年以降の詩を掲載。

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    ぼくらは忘れようとする
    記憶の隅からもっと奥へ
    体から滲み出ることも
    気づかずに
    ぼくらは忘れようとする

    けれど
    捨てられはしないんだ

    苦しむことをやめ
    悲しむことをやめたら
    いろんなことが
    死んでゆく気がするよ

    忘れてやめて
    楽な方へ行ったら
    坂道を転げ落ちてゆくのかな
    そんな生き方はきらいだな

    なにもなにも
    見えていないのに
    途中で逃げることはできないよ。

    少し休んで
    ぼくはゆこう

    死ぬまで
    ぼくはゆこう

    どんな終わり方であっても




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    ふわふわと それは 形のないものだったけれど

    本気で泣き 本気でたたかい 

    歩んだ道は はるかに尊く そして愚かで

    ぼくら 本気で夢を信じた。

    ぼくらは夢の中で生きた。


    この手の弱さと 時間の儚さと

    ひきずりつづけて道ができたしめった足跡

    ぼくには良くみえるよ

    いま 良く 見ることができる


    ぼくはここに来たくなかったんだ

    また始めなくてはいけないから

    そして とても遅いような気がするから


    けれども

    ぼくにもう道はないから

    ぼくはこの道を歩かなければならない


    その先に なにが待っていようとも。


    ぼくら 本気で夢を信じていた。

    ぼくらは夢の中で生きていた。


    いま ぼくの中で

    あたたかく それでいて

    とてつもなく 冷たい音楽が 流れている





    買ってほしいな わたしの苺
    売れてほしいな あなたの苺

    もう二度と会えなくても
    嫌いでも 好きでも
    不細工でも 拗くれてても

    売れてほしいな

    すっかり熟れて

    どうしようかなと思ったら

    ジャムにもなるよ
    パックもできるよ

    細工すればしおりになるよ
    絵を描く道具になるよ

    死んでしまうなよ
    それを捨てるなよ

    最後の最期まで
    誰の苺も美しいんだから

    もしぼくが死んでも
    世の中はまわってゆくね

    きみはゆっくりとお茶を飲み
    涙のひとつも流すだろうか

    虚しさだけで成り立っていた
    ぼくの青春は
    何も残らないまま
    秋のリーフみたいに
    空に消えてゆくよ

    金木犀が薫り
    きみは何かを思い出しかけて
    あしたのことへ帰ってゆくんだ

    意味などない
    濡れて乾いて
    土に還れば
    もう泣くこともなくなる
    きみもぼくも
    忘れてしまえば
    悲しかったこともなくなる

    何もなかった
    何もないんだ
    それがぼくの答えだった

    きみを救うことも
    できなかった
    それだけが心残りだ。

    最後に「ありがとう」そう言える
    旅ならしあわせだね
    まだ遠いとおもっていた

    どんなに辛いことがあっても
    歩いてゆけるよ。
    生きてさえいたのなら

    大好きなきみへ
    近づきすぎて
    素直になれなかった
    突然そんな日々が嘘のように
    変わってしまうんだね

    きみだけ見ていた
    季節が終わっても
    わたしは泣けない
    明日と闘わなきゃ
    穏やかに流れる
    空はまるでわたしに
    「手を離すな」と言ってるよ
    。。そうだね。

    出会いのすべてが宝だと
    誰かが教えてくれた
    今ならそれがわかる

    全身全霊今までわたしは
    生きてきたかな?
    まだやり残したことが多すぎて
    会いたいひとも多すぎて。。

    本当はわかっていたの
    逃げていたこと
    はじめて触れたこころに
    泣いたり笑ったりして
    しあわせかなんて
    どうでもいいことね
    ただありがとうと言いたいくて。。

    つないだこの右手と
    あたたかい君の手と
    わたしは泣かない
    明日と闘うから
    穏やかに流れる
    空はまるでわたしに
    「最後まで生きろ」と言ってるよ
    。。そうだね。

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