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2011年以降の詩を掲載。

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    夢見る時間はすぎて
    もう果てが近い

    泣きながら
    走って

    ひとつをまた
    丁寧に

    すべては小さく
    つながって

    わたしたちは
    生きてきた

    もう

    この腕にちからはなく
    歩くすべも少なく

    さて

    何のために生きよう?
    誰のために歩こう?

    わたしのために
    わらってくれる
    木々のため

    きらきらひかる
    瞳のため

    またはじめてもいいですか

    きっとそれでいいのです

    すべてをささげましょう

    すべてをあずけましょう

    きっとそれでいいのです

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    誰かをいとしいと
    おもうほど

    こころは
    せまくなる

    ぜんぶ投げてしまっても
    もう遅い

    真実にはかてない

    あなたを置いて
    どこへもいけない

    なにもかもを
    あきらめて
    見た空は
    自由とおもった

    ひとりで生きてゆくことが
    なによりの強さだと
    道は教えてくれた

    誰かをいとしんで
    泣くことが
    なければいいのだけれど

    形あるものを
    すべて手放したら
    笑うこともできるだろうと

    わたしはまだ
    ひとのこころで
    街を 季節を 木のにおいでさえ
    感じている
    未熟な存在だけれど。

    森と空のあいだで

    目を見開いた。

    それぞれの視線を

    痛みを

    感じずにいられない


    わたしを守れない幼い手を

    風のように包む

    わたしのことをきっと

    あなたは忘れてしまうだろう


    わたしは

    宙返りする鳩だろうか


    時代は変わってしまった

    昔の友を思い出し
    ぼくは再び
    帰るための旅を
    はじめる

    この
    カラカラとした部屋の中
    滑稽な顔をした夜たちが
    窓の外で嘲笑うのを聞いている

    耳をすまして

    何度こんな夜を過ごしたとしても
    もう泣くことはない
    救いの手紙を描くこともない

    ぼくは聞いている

    表情もなく

    ぼくは聞いている


    時代は変わってしまった。


    何度も言う

    ぼくは帰ってる途中だ

    ここにとどまる気はない

    少し時が経てば
    夜たちは
    ぼくのことなど
    忘れてしまうだろう

    ぼくは帰る
    懐かしい友がいる場所へ
    誰にも話したことがない
    ぼくの帰る場所へ

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