悪夢はたしかにあった
わたしの裾をつかみ
こっちへ来いと言った
楽になると誘った
幼い頃から少しずつ
それは育っていった
やさしいように見えて
とても乱暴だった
大人になったいま正しくそこで
裾をつかもうとしている
あなたはまだいたのね
怖い顔をして。。
走って 泣きながらでも逃げ込んで
見たことがある あのひかりへ。
冷たくなりかけたわたしの体に
またあたたかさが戻るように
悪夢はたしかにあった
怯える夜に現れては
わたしのそばで囁いた
今すぐ消えればいいと
その正体をわたしは知ってた
誰なのかもなんなのかも
けれど消せない記憶が
無意味に襲いかかる。。
よく見て 怖くてもそんなものはないわ
あるのは何もない未来だけ
走って 泣きながらでも逃げ込んで
見たことがあるあの光へ
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